□職場環境改善のためのヒント集の項目
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領域 |
アクション項目 |
A |
作業計画の参加と情報の共有 |
1. 作業の日程作成に参加する手順を定める 2. 少数人数単位の裁量範囲を増やす 3. 個人あたりの過大な作業量があれば見直す 4. 各自の分担作業を達成感あるものにする 5. 必要な情報が全員に正しく伝わるようにする |
B |
勤務時間と作業編成 |
6. 労働時間の目標値を定め残業の恒常化をなくす 7. 繁盛期やピーク時の作業方法を改善する 8. 休日・休暇が十分取れるようにする 9. 勤務体制、交代制を改善する 10.個人の生活条件に合わせて勤務調整ができるようにする |
C |
円滑な作業手順 |
11.物品と資材の取り扱い方法を改善する 12.個人ごとの作業場所を仕事しやすくする 13.作業の指示や表示内容をわかりやすくする 14.反復・過密・単調作業を改善する 15.作業ミス防止策を多面に講じる |
D |
作業場環境 |
16.温熱環境や音環境、視環境を快適化する 17.有害環境源を隔離する 18.職場の受動喫煙を防止する 19.衛生設備と休養設備を改善する 20.緊急時対応の手順を改善する |
E |
職場内の相互支援 |
21.上司に相談しやすい環境を整備する 22.同僚に相談でき、コミュニケーションがとりやすい環境を整備する 23.チームワークづくりを進める 24.仕事に対する適切な評価を受け取ることができる 25.職場間の相互支援を推進する |
F |
安心できる職場のしくみ |
26.個人の健康や職場内の健康問題について相談できる窓口を設置する 27.セルフケアについて学ぶ機会を設ける 28.組織や仕事の急激な変化にあらかじめ対処する 29.昇格・昇進、資格取得の機会を明確にし、チャンスを公平に確保する 30.緊急の心のケア |
職場改善を行うポイント
① 自分たちの職場に目を向ける |
改善計画を立て、日常の実践経験に積み上げる。 |
② 良好事例に学ぶスタイルをつくる |
自分たちの職場や同じ職種・企業系列の事例に習う。 |
③ 具体的な働きよさをめざす |
健康リスクを取り上げ、活力ある職場をめざす。 |
④ 実行して習うステップを踏む |
・メンタルヘルスアクションチェックリストの内容を自分たちの職場条件に合わせて再設計する。 ・実施から評価までの全ステップを体験する。 |
出典:改訂2版 メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種(ラインケアコース)重要ポイント&問題集 見波 利幸著
日本能率協会マネジメントセンター より